ほんとにちょっと言い過ぎたかな?


「本当にゴメンね!冗談だよ〜!…サトルと一緒にいられるだけで私は幸せだよっ!」


私はそう言うとサトルの顔をのぞき込んだ。

目が合う。

笑い合う…。


「んふふっ!」



幸せだった。



まさかこんな幸せな私の瞬間を、

そんなに辛い気持ちで見つめている人がいるとは…


夢にも思わずに…。





私はまったくわかっていなかった。

まったく勘違いしていたね…。



あなたの辛い決心も、

苦しいクリスマスの夜も、


なんにも


知らないで日々を過ごしていたんだね…





ゴメンね……