私は産まれてきてよかったの?

ここにいてもいいの…?



お母さんとオトウサン、そしてチカ。
3人家族ならフツーの家族だったよね。
私がいるから形が崩れる。

私がいなければみんな幸せだったのに…。


オトウサンは私のことなんて愛してくれてない。

お母さんを愛したらついてきたお荷物。
…いらないオマケ。



そう思ってた。

苦しかった。



中学生の時は毎日泣いた。
学校では普通に振る舞いながらいろんなことに期待しなくなった。


「お父さんのパンツとか一緒に洗濯したくないよねぇ〜!」

そんな会話をしているクラスメイトが羨ましかった。
身内だからこそ言える言葉。
心のどこかに愛されている絶対的な安心感。
それがなければ言えない言葉。


私にはそんな言葉を口にすることすらない。