俺は


ナナにキスをした。



ついつい感情のままに…。

ダメじゃん!俺…


でもナナは素直に俺を受け入れてくれた。
なのにあんな欲望のままキスをしてしまった…。

少し自己嫌悪。



「ゴメン…」



なんだか急に恥ずかしくなって、俺の口からこぼれた言葉。


野獣の俺が初めて感じた罪悪感…。
きれいなシーツにしょうゆをこぼしたみたいな気分…(少し違うか…)




でも…




俺のこの言葉を、ナナがひどく気にしてしまうなんて…

これっぽっちも思ってなかった…



ごめんな…ナナ…