遊園地に行った日。

ハルトが女の人といるのを見てしまった日。

その夜‥

眠れない夜をうとうとと乗り越えようとしながら、


現実とも

妄想とも

わからない夢を見た。


ハルトが笑っていて、
私も笑っていて、

ふたりで手を繋いで‥

長い長い土手の一本道をのんびり歩いてた。

どこまでも
どこまでも続く‥

長い道を‥

にこにこと笑い合いながら‥‥。


私はその夢のところどころでふいに目を覚ます。

そして

無理矢理また夢の世界に戻るんだ。


途中からはこれは夢なんだ、と認識しながら。

それでもその中に戻りたくて‥‥

必死にまぶたをくっつけるの‥。


私‥

ハルトが好きだよ‥


この気持ち、

伝えたいよ‥‥。