『…でも…何で私なんですか?』

『それは…お前さんはいつも歴史の本を読ん

でいるじゃろ?』

まぁ…確かに。それしかすることないし…

『はい…』

『その時の横顔がなぁあの人達を助けてや
りたかったっていう顔してるんじゃよ』

……まぁはずれではない。

私には治すことができる力があるし

あの時代の人の役に立ちたかったと思うの

はしばしばある。でも…

『でも…』

『でも?』

『私なんかが…』

そういうと神様は笑ってこう言った