だから、彼と連絡先を交換した。

ホッとしたように、彼は安堵の笑みを零した。

それから、1日に数える程度の連絡をするようになった。

そんな彼と初めて2人で出かけたのは、連絡先を交換して3,4か月が経った頃だった。

真面目で、誠実な人。

そんな彼は人として、尊敬できる人だった。

それから1ヶ月に1,2回出かけるようになり、クリスマスの日に彼から告白された。

断る理由もなく、あたしと彼は付き合い始めた。

そして付き合い始めてから、彼はよくあたしの身なりに口を出すようになった。

それが、彼の好みなんだ。

なら、彼の為に合わせよう。

そう思って、彼に流されるまま合わせていた。