ズボラ女が恋する瞬間

「あたし、何したんだろう」


考えても、考えても、全く覚えがない。

相手の検討すら、全くつかない。


「お前は、何も悪くねぇよ」

「だって・・・」

「お前が、自分を責める必要なんてねぇ。なぁ?」


有無を言わせないような瞳で、真っ直ぐに見つめて来る。

だから、あたしは小さく頷いた。


「立てるか?」


三浦の言葉に、あたしは頷く。

そして三浦は、散らばった手紙を拾い始める。

全てを拾い集めると、近くに在ったゴミ箱に全て捨てた。


「送る。友達の家に泊まってんだろ?」

「でも・・・」

「行くぞ」


そう言うと、人の返事も聞かずに、あたしの手を掴み、歩き出す。