ズボラ女が恋する瞬間

そんな三浦に、言い返す言葉が見つからない。


「なぁ、言えよ。助けてって」


言わない。

・・・言えないよ。

相手が誰だろうと、あたしには出来ない。

現に、彼にも相談すら出来ていない。

あたしは、昔から誰に甘えるのが苦手だった。

もっと言うと、甘え方がわからないんだ。

だから、自分に言い聞かせて生きてきた。

あたしは弱くないから、甘えなんて必要ない。

自分のことは、自分で何とかしなきゃ・・・

自分で、何とかしなきゃ・・・

あたしは、首を横に振る。


「あたしは、大丈夫です」


自分に言い聞かせるように、あたしは口にした。

そんなあたしの言葉に、三浦は盛大なため息を溢した。