それから少しして、美緒と新井は一緒に部屋を後にした。

最後の最後まで、少しギクシャクしていたが、あの2人なら大丈夫だろう。

なんだかんだ言って、仲が良いし。

大翔と後片づけをしていると、先程の美緒の会話を思い出す。


「合コン、行ったの?」

「行ったか行かないかの答えなら、行った。」


こちらは隠す気がないようで、サラッと認める。


「でも、合コンとは知らなかった」

「もし、合コンだって知ってても行った?」


あたしが本当に知りたいのは、そこだ。


「行かねぇよ」


口だけかもしれない。

それでも、まだ大翔をよく知らないから信じてみたかった。

大翔の言葉を・・・