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ーー「おい、起きて」
耳元で聞こえてくる煩い声。
私の睡眠を邪魔する悪い野郎は捻り潰してやろうと意気込みながら顔を上げると、顔を歪ませた逢坂が立っていた。
「…何」
寝起き後だからか、素っ気ない態度を取ると逢坂はもっと顔を歪ませた。
顔を歪ませるのが好きなのか逢坂は。
「お前、早く起きねえと減点されるぞ」
「えー別にい、い…」
徐々に睡魔に負けていく私の机をドンっと勢いよく逢坂は叩いた。
「・・・起きろ」
「やだ」
「ご飯」
「・・・」
「掃除」
「よっしゃ乗った」
そういうと共に体を起こした。
これで今日の飯と掃除は安心だ。
ーー睡眠は妨害されたけど一石二鳥、ってか
その思いをいう事なく、逢坂の方を向くといつの間にか他の男子と話していた。
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