いつもの場所で〜Short〜


一方的な、さよなら。

雨に混じって涙が流れる。

街に響き渡るクリスマスソングは、その時の私にとって、胸の痛みにしかならなかった。

公園の近くには、大きな商店街やショッピングモールがあって、周りでは恋人達が一つの傘に入り、愛を伝えあっていた。

私は傘もささず、ただ立ち尽くしていた。
このまま雨になりたい…
唇をぐっと噛み締め、声を押し殺した。


体は冷え切り、手足は感覚を無くし、視界はぼやけてきた。
おぼつかない足どりで公園のフェンスに手をやり、体を支える。



もう…死んじゃうのかな。