【短】ラブの境界線




ヒロのこと、わかってなかったのは私の方。



もう昔とは、全然違っていたのに。




「俺の前で平気で着替えんのも、祐香が俺のことなんとも思ってない証拠だと思ってた」



「だって……ヒロ、着替えてても見ないからいいかなって」



「バカヤロー。そういう問題じゃねーんだよ」




なんだ。ヒロも年頃の男の子ってわけか。




「で、
祐香は俺とどうなりたい?」



「?」



「このまま、幼なじみの延長みたいでいたい?
それとも、恋人らしいことする?」



「……それは、その…」




あわあわと目を泳がせると



ヒロはぐっと顔を寄せてきた。




「どうなの?」



「あ…の、
……~っ///」




うわ、なんだこれ。



ヒロが、ここまで真剣な目で、私を見たことがあっただろうか。



……あ。



1度だけ、あった。



私に告白した時だ。