しゃっ!

自分でも驚くほど体が軽く、反射神経もよくなってる。

「…!?なに?我々史上最速のモンスター、ブロークンを避けただと!?」

ブロークンというモンスターの使い?みたいな敵がひるんだ。
隙ができた!

「はあぁぁぁあっ!!」

だあぁん!!
「ぐぅあああああっ!!?」

『やったわ!!』

「これで良い?」

『…まだよ!浄化しない限り復活してくるわ!』

じょ、浄化!?どうやるの?

「プリキュア!ジュエルイン!」

え、えっ!?ま、また口が勝手に…!!しかも、私の手が動いてルビーの上になんかまたつけた!
その瞬間、ルビーが光りだした。

「ジュエルの力よ、今目覚めよ!…プリキュア…ジュエルシャイニング~‥スト━━━ム!」

え!?た、竜巻!?
私の手から紅い光があふれ出し、ブロークンを中心に渦を巻き出す。

「フィニッシュ!」

あっ、また!

ばぁぁぁぁぁぁぁぁあんっ!!
弾けたような音とともにブロークンが輝きだして、ブロークンの姿が消えた代わりにひとりの男性がシャボン玉みたいなのに入って浮いていた。

『よくやったわ!初めてのわりに!』

うさぎの声で我に返った。

ふわふわふわ、、

「あ!ちょっと‥…『あれはあの男性の魂なの。』…え!?」

いつのまにかプリキュアの変身は解かれ、元の姿に戻っていた。

魂って事は、もし、私が敵を倒せなかったら犠牲者がでてしまうってこと!?


戦った後とはいえ、緊張感が高まるのがわかった。