今、なにか聞いたことない声が聞こえた。

る、ルビーの力?
私まで正気を失ったのかな?

『私よ!うさぎのストラップよ!早くルビーを使って変身するの!』

うさぎのストラップ…?な、まさか…っ!
す、ストラップが喋ってるっっっ!!

『私のリボンについてるハートの赤い石を取って、制服のポケットを探ってみて!見つけたらそれに石をセットするの!』

い、石を取る…?てことは、このうさぎから石をちぎるの?

「無、無理だよ!そんなことできない!」

『出来る!大丈夫、とっても終われば元に戻るから!』

ま、まるでSFだ…。
ポケットポケット…あっ、あった!えっ!?

「な、何これ!!!」

取り出したそれは、スマホのサイズをした、スマホそっくりの…と言うよりは、私のiPhoneじゃん!!

「ど、どこにセットするの?」

『イヤホンみたいに石の形がなってるでしょ!そこにセットするの!』

あ、あっ!    カチッ

パアァァァァァァ……
ま、まぶし…

「プリキュア!シャイニングチェンジ!」

…え?わ、私なに言ってるの?
わ、わ、わ、わあっ!?か、体が光ってる!てか、制服は!?
か、髪が!色が!長さが!わ、ティ、ティアラだ!
なにこれ!着てる服が可愛い!赤だ!!!

「紅の炎で情熱を生み出す!キュアルビー!」

え、キュ、キュアルビー??く、口が勝手に動いてるし、体が勝手に動いてる!

「瞬け!ジュエルシャインプリキュア!」

なんじゃそりゃ!!

『屋上にいる化け物と戦って!大丈夫、飛べるし、1回のパンチで2トンの圧力が敵にかかる!』

えっ、2、2トンっ!!?やばくないですか!私の拳砕けるよ!

『いいからやってみるんだってば!もーーー!』

は、はいっ!

「はあぁーーーーーーーーっっ!!!」

バアンッ!!!

「グアァッ!」

「な、なにをしてるんだブロークン!お、お前は誰だ!!」
なにこいつ、敵!?ブロークン…って、この怪物の名前か!

「…私は、キュアルビー!ジュエルシャインプリキュアだよ!」

「…っ!プリキュア!?とは、あの、私の祖先をやっつけた、あいつらか!」

「え?し、知らない…」

「知らない?とすれば、お前はそのぶりキュアの力を引き継いだだけなのか。」

「…へ、へぇ…」

「まぁいい!やられる前にやっつけろ!ブロークン!」

「おう!ガアァァァッ!!」

ひっ!

「きゃああああああっ!!!??」