「ひまちゃん、昨日、海人さん大丈夫だった?」
「うん」
ひまわりは小さな声で答えた。
「私は、海人さんのこと好きだよ。
ひまちゃんの彼だけどね」
さくらはいつも正直だった。
それゆえ、人を傷つけることも多々あった。
ひまわりは黙っていた。
「ひまちゃん、今日は楽しもう。
お兄ちゃん達も、もうすぐ帰っちゃうし。ね?」
「うん」
ひまわりはまた小さくうなづいた。
浮輪が2つしかなかったため、さくらと浩太、ひまわりと良平で使うことになった。
さくら達は浮輪の取り合いをしたり、きゃっきゃっと遠くで騒いでいる。
ひまわりと良平は、浮き輪に肘をのせて向かい合い波に揺られて楽しんだ。



