ひまわりは、小さい頃から海が大好きだった。 夏になれば祖父の家に遊びに行き、さくら達と必ず海水浴へ出掛けた。 ひまわりはいつも砂浜に寝転がり寄せては返す小さな波に体をあずけ、耳元でチャプチャプ聞こえる波の音が本当に大好きだった。 ひまわりは良平達と海水浴場に来て、いつもと変わらない海に挨拶をした。 でも、今の私はもう去年の私ではない。 大好きな海に来ていても、心を占めているのは海人のことだけだもの。 さくらと更衣室で水着に着替え外へ出ると、浩太が浮き輪に必死に空気を入れていた。