ひまわりは、海人の告白にかなり動揺していた。
何かがあるとは思ってはいたものの過去から来たなんて想像すらできない。
でも、ひまわりは軍服をまとっていた海人を思い出した。
真っ黒に汚れていて、目はうつろだった。
思い返せば思い返すほど、海人の告白は真実味を帯びている。
記憶喪失の方がどんなにかよかっただろう。
「私は時空を超えるとか、過去から来たとか、そういうのはあまり信じない人間なんだけど、でもやっぱり考えれば考えるだけそうなんじゃないかって思ってしまう自分がいるの。
あの時の海人さんの恰好や、自動車に驚く海人さん、コンビニで困惑している海人さんとか・・・
思い起こせば全部それにつながってる」
海人は黙って聞いていた。
こんな想像もつかない話を聞いてひまわりが怯えていないか、それだけが怖かった。



