「本当なの?・・・・信じられない」
ひまわりの頭の中には、あの日の光景が走馬灯のように甦っていた。
「僕も信じられなかったよ。
混乱して気がおかしくなりそうだった。
何が何だか分からなくて夢を見てるのかと思ったくらい・・・
でもあの時、僕の近くにひまわりさんがいてくれた。
ひまわりさんだけが、僕にとってのただ一つの現実で救いだったんだ」
海人はひまわりの目を見つめて言った。
「戦争で生きるか死ぬかの生活をしていた僕に、天使が舞い降りたと思ったくらいだった・・・」
海人は今でもそう思っている。
「僕のことを頭がおかしくなったって思ったろ・・・」
すると、ひまわりは大きく深呼吸をしてからこう言った。



