そして、海人はそんなひまわりを部屋に残し、仕事にいそしんだ。
すると、サチが海人を呼びにきた。
「彼女は帰っちゃったみたいだよ。
いいのかい?」
「はい、休憩時間に会おうって約束してるので、大丈夫です」
「彼女はあなたの魂を救ってくれてるよ。
大事にしてやらないと・・・」
サチはまた意味ありげな言葉を投げかけてきた。
「サチさん、僕と彼女に何か見えるんですか?」
「見えはしないけど、感じるんだよ。
前に、あなたには何も感じないし、見えないって言っただろ。
ところが、彼女が来た途端、一筋の光が見えてきた。
彼女との絆が相当強い証拠だよ。
めったにいないよ、こんな強い結びつきは・・・
彼女を離しちゃだめだよ」



