「ひまわりさんは?
今、どこに居るんですか?」
海人は、大きな声でさくらに尋ねた。
「そこの海岸の岩場で待ってる。
まずは、私が本当に海人さんがここに居るのかどうかを確かめに来たの。
もう、これ以上、ひまちゃんの落ち込む姿を見たくはないから。
海人さん、どうする?
ひまちゃんに会える?
もし会いたくないのなら、私が海人さんはここには居なかったって嘘をつくから・・・」
海人は、一瞬、凍りついて何も言えなくなった。
良平との約束がまだ海人を縛り付けている。
でも、もうそんなことはどうでもよかった。
「大丈夫だよ、さくらさん。
僕も会いたい。
本当は会いたくてたまらないんだ」



