ひまわりは飲まず食わずで公園にいたせいで、脱水症状を起こしていた。
頭痛と吐き気がひどく、翌日もベットから起きられない状態だった。
海人を捜しに行きたい気持ちが頭から離れないために、目を閉じても眠ることができず体にとっては悪循環だった。
さくらはそんなひまわりを見ていられなかった。
あの大人しくてクールなひまわりからは想像がつかない姿だった。
さくらはひまわりと海人がよく出掛けた場所をひまわりから聞き、代わりにそこへ捜しに行くことにした。
自転車で一日かけて、ひまわりと海人のために走り回った。
そして、一つの場所に着くと、さくらは必ずひまわりに連絡をした。
「海人さん、いないみたい」
家でずっと待っているひまわりを思い、さくらは何でも正直に報告した。
「そう・・・」
ひまわりはその一言を返すのがやっとだった。
夕方になり、さくらは果物をたくさん買って帰ってきた。
ひまわりは自分のために真夏の暑い中、海人を捜す役目を買って出てくれたさくらを笑顔で迎え、そしてふらつく体で台所に立った。



