ひまわりは公園のベンチに座り子供達の遊ぶ様子を見て、少しだけ元気になれたような気がしていた。
これからどうしようかと思っていると、さくらから電話が入った。
「ひまちゃん、どこにいるの?」
さくらはホッとしたような声で聞いてきた。
「高台の公園に来てる。
でも、今から、帰るところ」
「よかった・・・
早く、帰ってきてね。
待ってるから」
そう言って、さくらは電話を切った。
ひまわりは、疲れて、何も考えたくなかった。
早く帰って寝てしまいたかった。
ひまわりの心も体も、現実から目を背けたがっている。
海人を捜すことさえ足取りが重くなっていた。
やっと自分だけの太陽を見つけたひまわりは、今は真っ暗闇で生きているのと同じだった。
海人さん、早く帰ってきて・・・
陽の光がないと、ひまわりは死んでしまうんだよ・・・



