あの夏に僕がここへ来た理由





「ひまちゃん、これから、かき氷食べようよ」



「さくら、悪いけど私先に帰るね」



「どうやって?

お兄ちゃんに送ってもらわないと、帰れないよ。
バスも通ってないんだから」



「バス停があるところまで歩いて行くから、大丈夫だよ」


ひまわりが笑顔を見せてそう言うと、電話を終えた良平がひまわりに向かって歩いてきた。


「ひま、さっきは言い過ぎた。
ごめん。

今からひまの家に行って、あいつをここに連れてくるから。
ひまはここでさくら達と、かき氷を食べときな。

今夜は、ここでバーベキューをするって言ったろ」


そう言うと良平は車に乗り、海人を迎えに駐車場を後にした。