話したいけど、話せない。 分かってもらいたいけど、分かってもらえない。 海人の存在を守ってあげられるのは、私しかいない。 海人の心情を思うと、ひまわりは涙がこみ上げた。 そして、ひまわりはこれ以上ここに居る気になれなかった。 更衣室に向かい外の水道で足を洗っていると、良平が走ってきた。 「ひま、いい加減にしろよ」 良平の声は聞こえたが、ひまわりは返事もせずに更衣室に入った。 帰る準備をして外へ出ると、さくらに浩太までひまわりを待っていた。 良平は遠くで誰かと電話で話している。