「なぁ、呪いのキーホルダーってあるのか?」
ある日、大学で同じ専攻のAが俺に話しかけてきた。
「何?キーホルダー?」
Aは一言で言うと、嫌なヤツ。
ガタイが良く、小中高でこんなイジメをしてきた、喧嘩で負けた事がない、 なんて事を自慢げに話す。
頭の悪いヤツだ。
何でそんなヤツと繋がりがあるかというと、Aは実は情けない程の怖がりで、 自分に霊感があると信じ込んでいるらしく、ちょっとした事があると、 オカルト好きで変わった趣味を持つ俺に相談しにくるからだ。
勿論、何か霊的な事があった事は一度も無い。
「そうだよ、キーホルダー。持っていると、数日後に死んでしまう、 とかいう呪いがあるらしいんだ」
「聞いた事ないなぁ。まぁ、よくある話じゃないか?」
「知らないか…もしかしたら、お前の趣味からして、 持ってるんじゃないかと思ったんだが」
俺の趣味。
オカルトグッズ集め。
物心ついた頃から始め、 今では相当な数になっている。
ある日、大学で同じ専攻のAが俺に話しかけてきた。
「何?キーホルダー?」
Aは一言で言うと、嫌なヤツ。
ガタイが良く、小中高でこんなイジメをしてきた、喧嘩で負けた事がない、 なんて事を自慢げに話す。
頭の悪いヤツだ。
何でそんなヤツと繋がりがあるかというと、Aは実は情けない程の怖がりで、 自分に霊感があると信じ込んでいるらしく、ちょっとした事があると、 オカルト好きで変わった趣味を持つ俺に相談しにくるからだ。
勿論、何か霊的な事があった事は一度も無い。
「そうだよ、キーホルダー。持っていると、数日後に死んでしまう、 とかいう呪いがあるらしいんだ」
「聞いた事ないなぁ。まぁ、よくある話じゃないか?」
「知らないか…もしかしたら、お前の趣味からして、 持ってるんじゃないかと思ったんだが」
俺の趣味。
オカルトグッズ集め。
物心ついた頃から始め、 今では相当な数になっている。