【短編】ベランダを超えて



わたしは嬉しくて、んっと顔を近付けて二度目のキスをねだった。

「ちゃんと言ってくれないと分かんないよ?」

ああ、なんでこの人はこんなに意地悪なんだろう。

「あのね…その……もう1回…」


二度目は、啄むようなキスが降ってきた。