【短編】ベランダを超えて



「ちぃ、起きろよ。もう11時。」

大好きな人の声が聞こえる。

「いっくん!?」

今日が楽しみすぎて、爆睡しちゃったよ。


「ほら、見たがってたやつ、借りてきたから一緒に見るぞ。」

起きたばっかりのわたしをトントンと自分の隣を叩いて誘う。