「ちぃの事が好きだからだよ。」 さらっと出てきた言葉に顔が火照る。 これは、夢? 何も言えなくなって、わたしはしゃがんでベランダの柵にもたれて隠れる。 カタン、と音が聞こえて顔をあげると目の前にはスウェット姿のいっくんがいた。 「俺には?返事くれないわけ?」 悪戯に笑うその顔は、全てをわかってる顔だった。