「今日もありがとう。」 いつもこう言って別れるんだけど、今日は違った。 「待って。」 玄関を開けようとしたわたしの腕をとって、彼は言った。 「南さんなら大分前に気付いているんだと思うけどさ。」 ほんのり赤く色付く滝瀬くんの頬。 「南さんが好きなんだ。俺と付き合ってよ。」