「ありがとう。送ってくれて。」
「いいんだ。俺が送りたかったから。」
ちょっと遅くまで長引いちゃった委員会の帰り、同じ委員の滝瀬(たきせ)くんに家まで送ってもらった。
「あのさ…もしよかったらなんだけど、また委員会の日、一緒に帰ってもいいかな?」
甘いマスクの彼に、遠慮がちにそう聞かれた。
「ええっと……」
「あれ、ちぃ。今帰ったの。」
わたしが返答に困ってるところに入ってきたのは、お隣のいっくん。
わたしより3個上の大学生2年生だ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…