急いで部屋に戻ると、まだ奈央は眠っていた。 なんだ、寝言か。 さぁ、コイツが寝てる間に何か作っておくか。 再びキッチンへ行こうとすると 「ねぇ、涼」 「なんだよ」 奈央は眠ったまま話し出した。 「あたし、喉が渇いちゃった」 「水とか買ってきたけど飲むか?」 俺が返事をすると、まだ奈央は眠ったまま。