その時であった!

かすみの斜め後ろに
鈍く冷たい輝きの何かが街灯の光に
反射するのを見た。


スパーンという音とともに
かすみの背にその光が振り下ろされた。


かすみ「あべすっ!!」

きらら「あべす!?」

私は言葉も出ず、ただその場に立ち尽くしていた。

気づけば、かすみはその眼前に横たわり
絶命していた。



鈍い光を振り下ろしたその者は
ゆっくりと、私の元へ歩み寄ってくる。


きらら「あなた一体なにものなの?
私も、、殺すつもり?
そうであればやめてくださいマジで。」

?「ウチ、名を麦酒米太郎と申す。
あなたを殺す理由は、ウチには無いでござるよ。」

きらら「痛風になりそうな名ね。
でもそれならば、、かすみを殺す理由はあったってことよね?
それは一体何なの!?」

米太郎「は。ウチは野武士専門の駆逐師でござる。
よって、野武士でないあなたを殺す理由はウチには皆無でござる。」

きらら「そんな!ピンポイントに野武士だけを殺す職業があるなんて!!
凄い時代になったものだわ、、。」

米太郎「そうでござるな、、。本日はこれでちょうど30人めの
野武士殺害でござる。」

きらら「野武士結構いるなぁ!いるなぁ結構野武士!!」

米太郎「それでは、ウチはこれで、失敬。」
シュパッ

米太郎 is Lost,