大切なきみへ



「…やっぱ奏は奏だね」



「そうかなー」






数日前のこと

「先生、今年弓道部多いらしいですね?」


「あーよく知ってるな、嬉しいよ」


「人数って多すぎたら大変じゃないですか?」


「いや多いに越したことはないが…」



「遠征行く時先生の車に乗れなくなりません?


…それで交通機関使うと弓道部遠征大変じゃないですか?」


「…たしかにそうだな」



「知ってますか?女子部員目当てでの入部多いらしいですよー

退部とか多そうですね」



「そうなのか!?


んーそれはどうしたものか」






だから別に、




心配することはないと思うけど


丁度その時、弓道部顧問の声が聞こえた




「えー、新入部員が多いので、今から男子の弓道のオーディションをする」



「「「えー」」」

という大歓声も聞こえたけど



「…何したんだよ」







「さ、部活行こーか?」




「…おう」