大切なきみへ



(奏side)



「奏、部活行こー」



「うん」



彼、浅倉伶(アサクラ レイ)は



基本、広く浅く付き合う俺には珍しくかなり仲のいい友達

伶だけは俺が久下を気になってることを知ってるけど、そのうちみんなにもばれるだろう

まあどうでもいいんだけど

伶どこか大人びていて落ち着いてると思う



小学校からの友達だけど、いまだにこいつだけは読めない







「そういや今年もマネージャー希望多いみたいだね」




「へぇーまぁでもコーチと話したらほとんど辞めるんじゃない?」



そうこれは、毎年のこと





いつも20人近くは希望者がいるけど、結局入部は1人か2人。



「まぁコーチ鬼だからね

あ、今年弓道部希望多いけどいいの?」





「ふーん、なんで?」







「なんか可愛い子が入るってもう噂になっちゃってるけど?」



…噂って広まるの速いな




まあでも弓道部もだいぶ厳しくて、先輩がいないらしい

それを知ったら入部希望だいぶ減るだろねー