大切なきみへ



「んー、何してもらおうかなー」



…あの日、三浦くんが優しかったのは幻?



たぶん


「なに?

なんか言いたそうだね遅刻道連れの久下さんー?」



「まっさかあ、」



そう言うと軽くほっぺをつねられた



もちろん私もつねりかえす



「あれ

花じゃん!なにしてんの?」




「びゅーや~!おばよ~」




「花、なにいってんの?」



すると三浦くんはそっと手を離してくれた

…私は離さないけどね



「ゆーや!おはよ~」


ゆうやはやっぱり変わってない、遅刻魔だ


中学のときはよく一緒に走ったなあ、


「おはよー」




「三浦奏だっけ?」


「あれー俺のこと知ってんの」


「そりゃあ有名だし!遅刻なんてめずらしい」


俺いつもこのバス乗ってるからとゆうやは付け足した


「あー誰かさんを迎えに行ったら、誰かさんが遅れてきて道連れ」



と笑顔で三浦くんは言い切った