「じゃあね、ばいばい」
なんて言って猛ダッシュでさって行った私に、
「あ〜もう馬鹿」
なんて聞こえるはずもなく
*
「た、たたたいました!」
「…姉貴、大丈夫かよ…」
「だいしょうぶ!」
1つ年下の弟、銀河(ギンガ)が呆れた顔をして、お茶をだしてくれた。
いい弟っ…〜
「ぷっ!
…姉貴顔真っ赤。たこみたい」
たこ?
「もー、前言撤回〜」
「はぁ?姉貴、前に何もいってないじゃん」
あれ?
「もうなんか今日はだめだなぁ」
「ん、もう何ー?さっきから!」
「姉貴!」
彼女は私の2こ上のお姉ちゃん、おしゃれに敏感なすごい人!
「あれ?花華、顔赤くない?
…ふーん、明日デート?」
なんなのお姉ちゃん
エスパーなの?
「へぇー姉貴、デートか〜」
銀河の顔はなんかむかつく〜