大切なきみへ


(花華side)




「はなか、おまたせ」



「どうしたの?なんかあったの?」



「なんもねーよ、帰ろ

…そういえば今週末、花華が習ってるとこの弓道教室の試合ってさっき言ってなかった?


…花華、見に行く?」



む〜!


「試合にでるの!!」




「はいはい、そっか」


まただ
どうしてさみしい顔して笑うの…?



「蓮…?」



「うん?

あ、ごめんな、俺その日用事あるから見に行けねー…」



「そっかあ…蓮、大丈夫?」


蓮はいつも、用事なんて言葉は使わない。
いつも、具体的?というか内容を教えてくれるのに


「大丈夫だって」


と、彼は優しく笑うから

その言葉で私、安心しちゃうんだ



「ほんと?」 



「うん、ほんとだって。

…まったくうちの彼女は心配症で困るな」



「そりゃあまあ
すいませんでした〜」



「好き」





「!?」




やっぱりなんかあったでしょ


そう言おうとした時、