「す、すき…？」
「はい！！」
「私のことが？」
「はい！！」
「……ドッキリじゃなくて？」
「めっちゃ信用されてないですね、俺」
苦笑いをする和くん。
だ、だって…。
「好きな人に好きって言われたら.疑うに決まってるでしょう…」
嫌われてなかった。
その事実がすごく嬉しくて。
「…それは確かに…。
…え？え。ええっ！？えっと、その…それはつまり…」
「…ふふっ。」
「笑わないで下さい！！」
私の言葉の意味に気づいた途端顔を真っ赤にさせて吃る和くんがおもしろくて、
思わず笑みがこぼれてしまった。
そんな私を見てさらに顔を赤くする和くん。
「えっと…？」
なんとも言わない私に和くんは顔を覗き込んでくるようにしてくる。
…まだ、ちゃんと自分の気持ち伝えてなかったもんね。
すぅ、と一息吸って。
「好きだよ。和くんのこと。」
自分の気持ちを、好きな人に伝えた__。
