あなただけを思い続けたかった。(仮タイトル)


桃子の家についた私達は桃子の部屋にいる。

桃子はお母さんに買い物頼まれてたことを忘れてたらしく、
怒られるの嫌だからちょっと買ってくる!
って言って買い物に行ってしまった。

つまり 桃子の部屋に2人きり。

緊張して落ち着かない。

「杏子。そわそわしてる」

「だ、だだだって。緊張しちゃって。瑛人先輩は緊張しないの?」

「別に」

そっかー。
慣れてるもんね瑛人先輩は
でも、嘘でもドキドキしてるって言ってほしかった

「そんなにしょぼんとしないでよ。嘘だよ。ほら」

そう言うと瑛人先輩は私の手を取り
自分の胸に当てた。

「心臓が動いてる」

「はは、生きてるからね。そりゃ動くだろ。ドキドキしてるでしょ?」

「うん。」

すると瑛人先輩の顔が近づいてきた

…ちゅっ

小さなリップ音を立ててキスをした。

2回目だ

私は恥ずかしすぎて桃子の部屋にあるクッションに顔を埋める。

「かわいいな。杏ちゃん」

「急だったからその恥ずかしくて」

「ねぇ、杏子からキスしてよ」



「はい」

瑛人先輩は目を閉じて私を待ってる

「そんな!恥ずかしいよ。私 自分からキスなんて経験ないし」

「俺ら2人っきりだから誰にも見られないし聞こえない。恥ずかしい事なんてないよ」

ええい!してしまえ!

私は瑛人先輩の目を手でおおって見えないようにそっと唇を近づけた

…////

「杏子ほんとかわいすぎ」