あなただけを思い続けたかった。(仮タイトル)


それから気晴らしのカラオケに行って解散した。

「ただいま〜」

「はーい 遅かったじゃないの」

「桃子励ましてた」

「桃子ちゃん何かあったの?」

「失恋したからその励まし会」

「あらー まぁ学生の時はたくさん恋愛しときなさい!結婚したらできないんだから」

お母さんに言われると妙に説得力がある。

「先にお風呂?それともご飯食べる?」

「うーん 先にお風呂入る」

「はーい」

桃子に瑛人先輩と付き合ってること報告したいけど、失恋した直後にそんな幸せな話聞きたくないよね。

それに瑛人先輩がダメって言うし。

誰にも相談できないって辛いよ

桃子もこんな気持ちだったんだろうなー

とお風呂に入りながら考える。

あー 考えても仕方ないよね。
なるようになる!よし!上がろ!

私はのぼせる前にお風呂から上がることにした。