そんなのいつかなんて私は覚えてない。
「ほんとに本気・・・なの?」
「本気だよ。」
「信じてもいいの?」
「俺を信じてください。俺の彼女になってほしい。」
ここまで言われて信じないなんてできない。
私は先輩を好きになった時から覚悟を決めてたんだから。先輩のことが好きだから。迷う必要なんてないよね。
「はい!よろしくお願いします。」
そう私が返事をするやいなや、先輩は私を抱きしめてきた。
「ちょっ。瑛人先輩、人が来ちゃいます。」
さっき夕課外の終わりを知らせるチャイムが鳴ったのでもうそろそろ部員が来てしまう。
「そうだな。なぁ、俺たちが付き合うことになったこと周りには秘密にしない?茶化されるの目に見えてるし。」
「うん。わかった。茶化されるのは私も嫌。でも、桃子だけには言ってもいい?」
あんなに相談に乗ってもらった桃子に言わないわけにはいかないよね。
「いや、あいつにも黙ってて。あいつ騒がしいから」
「でもっ」
「なら、人が来ちゃうから。またメールする。じゃあな」
私の話も聞かずに先輩は行ってしまった。
まだ桃子には言えない。先輩がいいって言ってくれるまで待とう。
こして私と瑛人先輩の極秘交際は始まった。



