汗をかいて体の中からすっきりして、何も考えなくていいから運動は楽しい。 「杏子ー!がんばれ」 先に試合を終えた桃子が私を応援してくれる。 わたしもそれに笑顔で答える。 「ありがとう!がんばる」 たのしい。 私が桃子に笑顔で答えた後、 男子たちが「うぉー!!!!」って何か喜びだした。 何かあるの?!とおもって周りを見るけど、何もない。何だろ? 「杏子、その笑顔は反則だわ」 桃子がこんなことを言っていたとは私は知りもしない。 そしてこれを成瀬先輩が見てたって知ったのはもう少し後である。