「杏子ちゃん、そろそろ自覚しようよ」 「何を?」 「杏子ちゃんのこと狙ってる男子なんていっぱいいるんだからね」 「そのことはもういいよ。ほら!試合始まるから。」 「信じてないでしょ!」 ぶつぶつ言いながら自分のチームのところへ戻っていった。 私を狙ってるなんて。告白されたこともないのに信じられないよ。 ――――ピーっ 先生の大きな笛の音が体育館中に響き渡る。 その音と同時に試合が始まった。 授業だからあんまり思いっきりプレーはできないけど、やっぱり楽しい。