あなただけを思い続けたかった。(仮タイトル)


1限目、2限目が終わり、授業は体育。運動が好きな私にとっては楽しみの他ない。

るんるんな気分で体育着に着替えて、桃子を呼ぶ。

「桃子行くよ」

「待ってよ!杏子体は育になると行動が早すぎる」

ぶつぶつ文句を言いながらも私に必死でついてくる桃子がかわいくて仕方ない。

「今日なにするんだろうね」

「今年から水泳なくなったからね。杏子好きだったのにね」

「ほんと残念。桃子はうれしいでしょ」

「あたりまえ!水泳なんていらないよ」

私は運動が好きで背が高い。それにどちらかというと平和主義。
桃子は運動が嫌いで背が低い。そして言いたいことははっきり言う子。

正反対な私たちが仲良くできてることが不思議で仕方ないってたまに思う。

「あ、成瀬先輩いるよ!話しかけなくていい?」

「もう関わらないって決めてるからいいよ。それより早く体育館行くよ」

そう言って桃子の話を一方的に終わらせて私は走った。

私は杏平が好きなんだもん。

それに成瀬先輩と関わるといいことないし。

「もー!杏子のばか」

ごめんね桃子。期待に応えられなくて。