あなただけを思い続けたかった。(仮タイトル)


電車は私の通う高校の最寄り駅に着いた。

出た瞬間のむわーんとくる熱気。もうすぐ夏だな。

改札を抜けると桃子が待っていた。

「桃子」

「杏子!おはよー」

「行こう」

私たちは学校に向かって歩き出した。

「あ!桃子!成瀬先輩に勝手に私の連絡先教えたでしょ」

「う、ごめん!」

桃子のことだから断れなかったんだろう。

「いいよ別に。」

「杏子ー!すき」

桃子が飛びついてくる。

「わ、わかったから離れて」

そんなこんなでいろいろ話しながら歩いていると、あっという間に学校に着いた。

それぞれ自分の席に着く。

ふー。きょうは何の授業があるんだっけ。

黒板に書いてある時間割を見る。

①現代文
②物理化学
③体育
④体育
⑤数学
⑥家庭科

やったー!体育ある。頑張れる。