長女の楓ちゃんは1人暮らしをしている。
「お父さんは、メタボじゃない。健康診断も異常なしだったし。」
お父さんは自分が太っていることを認めたくないらしい。
「はいはい、ごはん食べるよ」
いつもよりちょっと豪華な夕食を4人で平らげた。
「ごちそうさま~お風呂入ってくる。」
私はいつも1番風呂。
湯船につかって今日の出来事を振り返るのが日課だ。
なんかいろんなことが一気に押し寄せてきたな。
美術室に閉じ込められちゃうし。
成瀬先輩と再会しちゃうし。
杏平と話せちゃったし。
「きょーへい。好きだなぁ」
忘れるなんてできないよなぁ。望みはないのに。
成瀬先輩にはもう関わらないでおこう。
今日みたいなことがまたあったらたまったもんじゃない。
あした学校で荒木先輩に会うのが憂鬱で仕方ない。
「はぁぁぁぁぁぁぁ~」
あがろ。のぼせちゃう。



