あなただけを思い続けたかった。(仮タイトル)


「ただいま~」

「おかえりー」

家に着いた。

「あー、つかれた」

「クラスマッチどうだったの?」

お母さんとは割といろんなことを話すほうだと思う。
けど、恋愛のこととか心配かけることは話せない。

「負けちゃったよ」

「そうなの?!勝ったと思ってごはん奮発しちゃった!」

と、まぁこんな天真爛漫というか、天然というか、元気な母なのです。

「いいよ、全部食べるから」

「そんだけ食べるのによく太らないわね。私はやせるので必死なのに。」

「蘭ちゃんはやせなくてもいいでしょ。」

「そうだそうだ。やせ過ぎはよくない。」

「「「お父さんは太り過ぎ」」」

女3人の声が重なった。

父、母、長女(楓〔かえで〕)次女(蘭〔らん〕)三女(杏子〔あんず〕私)の5人家族とごくごく普通の家族なんです。