「そうなんだ。なんでそれが大事なの?」
「2・3年生の誰がどのクラス来るか!」
「あ~なるほどね。確かに大事だね!怖くない人がいいね。」
「そうなの!で、成瀬先輩がうちのクラスに来てくれるかどうかが重要なの」
目をこれでもかってくらいキラキラさせて桃子は言う。
「誰それ?」
私がそう言うと大きく目を見開く桃子。
「知らないの?!」
「知らない」
「あり得ない。見た目も運動神経も頭もいい上にみんなに優しくてこの学校では知らない人はいないって言われてるぐらいかっこいい先輩よ!」
へぇ~そんな先輩いたんだ。
知らなかったなぁ。