「ん・・・。」

目が覚めると、外は夕焼けになっていた。帰宅している生徒もいる。

「クラスマッチ終わったんだ。」

私も教室に戻らなきゃ。

―――ガラガラっ

「杏子!迎えに来たよ!かーえろ!」

私の荷物も持っている桃子がやってきた。

「桃子、ありがとう!帰る!」

きょうは元から部活はない日。休みでよかった。

「あ、成瀬先輩に言わなくて大丈夫かな?」

「そだね。男バスは練習あるみたいだし、体育館行って帰る?」

「うん、そうしてみる。」

私たちは体育館へと向かう。