あなただけを思い続けたかった。(仮タイトル)


荒木先輩の後ろをついて行く。

どこに向かってるんだろう。

私を振り返ることもなく話しかけてくることもなくあらきせ荒木先輩はどんどん歩いていく。

私も何も言わずについて行く。

体育館から結構歩いたところにある美術室の前で止まった。

今はクラスマッチ中なので先生も生徒もみんなグラウンドか体育館にいるため私たち以外誰もいない。

荒木先輩はなぜか美術室の鍵を持っていて、慣れた手つきで開ける。

「入って。」

荒木先輩に言われた通り美術室の中に入る。

「あの、」

「瑛人とどういう関係?付き合ってるの?」

私の言葉を無視して質問をぶつけてくる。

「つ、付き合ってません。」

「は?付き合ってないのにあれなに?見せつけ?好きなの?」

「わ、私にもわからないです!好きじゃないです。ただの知合いです。」